令和6年から始まる新NISAで資産形成!効率的な活用法を学びお金を増やす習慣をつけよう

NISA

個人の資産形成の方法として注目されているNISA。

NISAには、

  • 一般NISA
  • ジュニアNISA
  • つみたてNISA

の3種類がありますが、令和6年から始まる新NISAにも注目が集まっています。

私もNISAが気になってはいるものの、難しそうでまだ活用できていません。
私のようにこれからNISAを活用しようと検討している人のために、NISAの基本知識と新NISAについて解説します。

NISAについて学び、お金を増やす習慣をつけましょう!

まずはNISAについて知ろう

NISAとは、安定した家計の資産形成を支援する目的でスタートした、少額投資非課税制度です。
株式や投資信託で得た配当金は通常課税対象となりますが、NISAは一定の新規購入分に対する配当金が非課税となります。

NISAを利用するには、証券会社や銀行、郵便局などでNISA口座を開設し活用します。

NISAの活用法

将来のためにお金を蓄えておく資産形成。
NISAをうまく活用して、お金を増やす習慣をつけたいですよね!
ここではNISAの基本的な活用法について見ていきましょう。

開設できるのは一人一口座

NISAを利用するには、まず専用の口座を開設する必要があります。
日本国内に住む18歳以上の人であれば、だれでもNISAの口座を開設できますが、開設できるのは1人につき1口座と決められています。

講座は銀行や証券会社などで開設できますが、それぞれで1口座ずつ開設することはできません。

3つのNISAを使い分ける

NISAには、

  • 一般NISA
  • ジュニアNISA
  • つみたてNISA

の3種類があり、ライフスタイルや目的に合わせて活用するのがおすすめです。

ジュニアNISAは0~19歳の未成年が利用対象のため、子どもの資産形成として活用するとよいでしょう。

一般NISAとつみたてNISAは併用不可のため、どちらが自分に合っているか見極める必要があります。

一般NISAつみたてNISA
年間投資枠120万円40万円
非課税保有期間5年20年
投資対象商品上場株式投資信託など長期の積立分散投資に適した一定の投資信託

つみたてNISAでは対象外の商品に投資したい場合や、年間40万円以上投資する予定である人は、一般NISAのほうがおすすめ。
好きなタイミングで買い付けができるのも一般NISAの特徴です。

つみたてNISAは商品が限定的ではあるものの、商品を選びやすいため初心者におすすめ。
非課税期間が20年と長いため、コツコツ資産形成をしたい人にぴったりです。

注意点はある?

NISAを活用する際の注意点も気になるところです。
NISAでデメリットといわれているのは次の6つ。

  • 利益が出ない場合でも課税の可能性がある
  • 損失が出た際に税金対策ができない
  • 一般NISAとつみたてNISAの両方を活用できない
  • 投資未使用枠を翌年に繰り越せない
  • 売却した投資枠の再利用ができない
  • 新規で購入したものが非課税対象

損失が出た場合、課税口座で投資するよりも税金がかかってしまうというケースがあるため注意が必要ですね。
また、未使用枠があっても翌年に繰り越せないので、計画的な運用がカギとなりそうです。

令和6年から始まる新NISA

NISA制度の抜本的拡充や恒久化を図るため、令和6年(2024年)から新しいNISAが導入されます。
現行との違いが気になりますよね!
ここでは新NISAについて詳しく解説していきます。

現行と比べて利便性が向上

新NISAではこれまでのNISAと比べて、利便性が向上すると注目されています。
現行との違いは次のとおり。

現行NISA新NISA
一般NISAつみたてNISA成長投資枠つみたて投資枠
年間投資枠120万円40万円240万円120万円
併用不可
非課税限度額600万円800万円1800万円(うち成長投資枠1200万円)
口座開設期間2023年恒久化
非課税期間5年20年無期限
売却分の投資枠投資枠は復活しない翌年以降に再利用可

対象年齢が18歳であることや投資対象商品は変わりませんが、投資枠の併用が可能になる点や非課税期間が無期限になる点が大きく異なります。
ライフスタイルに合わせた活用ができるようになるため、投資の金額やタイミングなどを自由に調整できます。

新NISAの目玉は5つ!

新NISAの目玉は全部で5つ!

  1. 成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能
  2. 年間360万円に投資枠が拡大
  3. 非課税期間が無期限
  4. 制度の恒久化
  5. 売却後に枠が復活

これまでは一般NISAとつみたてNISAの併用は不可でしたが、新NISAではコツコツ積立投資をしながらまとまった投資をすることも可能に!
また、制度が恒久化されることで、いつNISAを始めても限度額を最大限利用できるようになるのです。

非課税期間が無期限になることで、売却のタイミングも自分で決められるようになります。

新NISAの活用法

新NISAを最大限に活用するには、短期・中長期・超長期のどのスタイルで活用するかによって異なります。

<短期>
非課税枠を短期で最大限活用するため、中〜上級者向けです。
例を挙げると、

5年の投資期間で、

  • つみたて投資枠:毎月10万円で600万円
  • 成長投資枠:毎年240万円で1200万円

の投資ができます。

<中長期>
つみたて投資枠と成長投資枠をうまく活用するため、初〜中級者におすすめです。

  • つみたて投資枠:毎月5万円を20年間で1200万円
  • 成長投資枠:ボーナス時期に毎年50万円、12年間で600万円

という活用ができます。

<超長期>
つみたて投資枠だけでコツコツ活用したい人におすすめです。
投資について詳しくない人や、投資初心者にぴったり。

  • つみたて投資枠:毎月3万円を50年で1800万円

毎月決まった額を積み立てるため、無理なく続けられるのが最大の魅力です。

知っておきたい投資の心構え4つ

将来のための資産形成は、これからの時代にとても重要なことですよね。
うまく活用していくためには、どのような心構えが必要なのでしょう。
ここでは投資の心構えについて見ていきましょう。

投資の目的をはっきりさせる

まずは、投資の目的を考えてみましょう。
子どものためなのか、それとも自分の老後のためなのか……
それに合わせて必要な資金のシミュレーションをすることで、より有意義な投資ができるはずです。

安全性・流動性・収益性を意識

投資の大きな目的としては、お金を増やすということですよね。
一般的には大きな収益が見込める商品は、その分リスクも高くなります。

  • 予想外の損をする可能性はないか?(安全性)
  • 換金の自由度(流動性)
  • 見込める運用利益(収益性)

この3つを意識して、無理のない投資をするのがポイントです。

分散投資でリスクを減らす

投資には元本割れをするリスクが必ず付きまとっています。
そのリスクをできるだけ減らすために、分散して投資するのがおすすめです。

投資する地域や資産、銘柄を分散することで、どれか一つに損失が出た場合でも、どこかでカバーしリスクを減らせるというわけです。

正しい知識を得る

投資をうまく活用するには、正しい知識を得ておくこともとても大切です。
なんとなく利益が見込めそうだからという理由で投資を始めても、うまくいかずに損失が大きくなる可能性もあります。

自分で調べるだけでは理解が進まないという人は、銀行や証券会社の相談窓口に問い合わせたり、ファイナンシャルアドバイザーに相談するのもおすすめですよ。

NISAを活用してお金を増やす習慣をつけよう

NISAは、お金を増やす習慣の第一歩として注目されている制度です。
2024年からは新しいNISAが始まるため、より活用しやすくなると期待されています。

ただし、絶対に安全で大きな収益が見込めるという商品はありません。
それぞれの商品のメリットやデメリットをしっかり把握し、ライフスタイルに合わせた投資をするようにしましょう。