オリーブオイルの選び方&おすすめ5選!美容効果とスキンケアへの活用法も紹介

オリーブオイルとサラダ

美容にも健康にも良い影響をもたらしてくれるオリーブオイル。
食べても良し、肌につけても良しの万能オイルですが、実際に取り入れようと思っても種類が多く、どれを選べばいいかわからないという人もいるかもしれませんね。

本当に良いものを選びたい!と思っている人のために、オリーブオイルの選び方とおすすめ商品5つをご紹介します。
スキンケアへの活用法もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

オリーブオイルとは

一般的なオイルは種子から抽出されているものが多いですが、オリーブオイルは種子ではなく果実からオイルを抽出しています。
果実をそのままぎゅっと絞って抽出するため「オリーブのジュース」と呼ばれることも。

地中海沿岸で約6,000年前に栽培が始まり、今では日本を含め、全世界で栽培されるようになりました。

製造方法や品質に合わせ、国際オリーブ協議会(IOC)が定めた基準によってさまざまな種類に分類されています。

オリーブオイルの種類

オイルをかける

オリーブオイルは製法によって、大きく3つに分類されています。

  • バージンオリーブオイル
  • オリーブオイル
  • オリーブポマースオイル

それぞれどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

バージンオリーブオイル

耳なじみのあるオリーブオイルの種類といえば、バージンオリーブオイルですよね。
バージンオリーブオイルの定義は「オリーブの実をそのまま絞っただけ」のもの。
精製したものはバージンオリーブオイルと呼ぶことはできません。

また、バージンオリーブオイルのなかでもさらに細かく分類されています。

酸度特徴
エキストラバージンオイル0.8%以下最高品質で味と香りが良好
バージンオイル2%以下香りや風味がやや落ちるが高品質
オーディナリーバージンオイル3.3%以下味と香りは良好だが販売に基準がある
ランパンテバージンオイル3.3%以上酸度が高く食用には不向き

私たちが使っているオリーブオイルの多くは、エキストラバージンオイルやバージンオイルということですね。
産地や品種によっても、風味や味は大きく変わります。

オリーブオイル

精製されたオリーブオイルや、バージンオリーブオイルと精製オリーブオイルをブレンドしたものが「オリーブオイル」に分類されます。

国際オリーブ協会の定義では、オリーブオイルはさらに

  • 精製オリーブオイル
  • ピュアオリーブオイル

の2種類にわけられています。

酸度は

  • 精製オリーブオイル:0.3%以下
  • ピュアオリーブオイル:1%以下

が基準です。

オリーブポマースオイル

一度絞ったオリーブから、もう一度抽出したオリーブオイルを「オリーブポマースオイル」と呼んでいます。
食用として流通しているものの、オリーブオイル独特の風味はほとんどしません。

日本では大きく2種類に分けられる

日本におけるオリーブオイルの分類は、

  • オリーブオイル
  • 精製オリーブオイル

の2種類のみ。
実は、日本は国際オリーブ協会に加盟していないため、日本独自の基準が用いられているのです。

オリーブオイル酸度1%以下独特の風味が感じられ、清澄であること
精製オリーブオイル酸度0.3%以下風味が良好で、おおむね清澄であること

国際オリーブ協会の基準よりも高い酸度なのに「エキストラバージンオリーブオイル」とされているケースもあります。

オリーブオイルの効果・効能

料理

美容や健康に良いといわれているオリーブオイルですが、どのような効果・効能があるのでしょうか。
ここではオリーブオイルの効果・効能について見ていきましょう。

コレステロールの低下

オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は、コレステロールを低下させる働きがあるといわれています。
オレイン酸は不飽和脂肪酸の一種で、一般的に不飽和脂肪酸はコレステロールを低下させる働きがあるものの、酸化しやすいという欠点があります。

ところがオレイン酸は酸化しにくいオメガ9系の脂肪酸のため、非常に安定しているのが特徴です。
悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールは減らさない、優秀な脂肪酸なのです。

抗酸化作用

オリーブオイルには、高い抗酸化作用を持つポリフェノールやビタミンEも含まれています。
血中のコレステロールの酸化を防ぐため、血管を若々しく保つ働きも期待できます。

特に注目したいのは、

  • オレウロペイン
  • オレオカンタール

という成分。
高酸化力が高く、抗菌・抗ウイルス作用も期待されています。

便秘解消

実は、オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は、便秘改善効果も期待できるんです!
オレイン酸は腸で吸収されにくい性質があり、腸を刺激するとともに排便を促します。

便秘が解消されると、肌荒れ改善の効果も期待できるので一石二鳥ですね!

オリーブオイルの選び方

オリーブ

オリーブオイルの分類についてはわかっていても、いざ購入しようと思うと何を選べばいいかわからなくなりますよね。
ここでは、オリーブオイルの選び方について解説します。

用途に合わせて選ぶ

まずは用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
風味が良く、サラダやパスタなどの仕上げに使いたいならエキストラバージンオリーブオイル、炒め物や揚げ物に使いたいなら精製オリーブオイルを選ぶとよいでしょう。

オリーブオイルは商品によって風味が大きく異なります。
エキストラバージンオリーブオイルも加熱すると風味が良くなるものも多いため、いろいろな種類を使ってみて、自分に合った使い方をしてみるのもおすすめですよ。

遮光ボトルが使われているものを選ぶ

オリーブオイルは酸化しにくいオイルといわれていますが、空気や光に当たるとそれなりに劣化します。
オリーブオイルの品質を保つためには、オイルが入っている容器も重要。
光を遮断できる、濃い色のガラス容器に入っているものを選ぶと安心ですよ。

最近はペットボトル入りの商品も増えましたが、酸化を早めるため避けたほうが無難です。
また、2ヵ月ほどで使いきれる量の商品を選ぶのも一つの方法です。

安すぎる価格には要注意!

オリーブオイルは希少価値の高い油のため、安すぎる商品には注意したいところ。
あまりにも安価なオリーブオイルは、混合オイルのケースも否定できません。

大手メーカーのオリーブオイルは比較的安く購入できますが、これは、タンクで輸入したものを国内で瓶詰めしているから。
安価なオリーブオイルのすべてが粗悪品というわけではありませんが、100mlあたり50円以下のものは避けたほうが無難です。

受賞歴や認証マークもポイント

高品質なオリーブオイルを選びたいなら、受賞歴や認証マークがついているものがおすすめ。
受賞歴があるものは少なからず評価されているオイルということなので、安心して手に取ることができそうですね。

ただし、生産量が少ないオイルは品評会に出すことができないものも少なくありません。
こだわりを持って生産しているかどうか、という点もチェックしてみてくださいね。

オリーブオイルの美容効果とスキンケアへの活用法

美容オイル

オリーブオイルは、健康だけでなく美容にも効果があるとして注目されていますよね!
ここではオリーブオイルの美容効果について見ていきましょう。

オリーブオイルの美容効果

オリーブオイルには、美肌に導く効果も期待されています。
どのような効果があるのでしょうか。

肌の保護と保湿

オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は、皮脂に似た成分であることがわかっています。
そのため、オリーブオイルをスキンケアに取り入れることで、肌の保護や保湿に役立ちます。

肌をやわらかく保つ

オリーブオイルには、

  • スクワラン
  • βカロテン
  • ビタミンE
  • ポリフェノール

など、美容効果の高い成分がたっぷり!

なかでもスクワランとβカロテンは肌をやわらかく保つ効果が期待されるため、ふっくらもちもちの肌に導いてくれます。

スキンケアへの活用法

オリーブオイルは食べるだけでなく、スキンケアにも使えます。
ここでは、オリーブオイルをスキンケアに取り入れる方法を見ていきましょう。

クレンジングオイルとして

メイク落としとして使うことはできませんが、マッサージオイルとして使用することで、毛穴に蓄積した汚れを落とす効果が期待できます。
多めのオリーブオイルを手に取り、優しく円を描くようにくるくるとなじませましょう。

蓄積汚れを落とすとともにターンオーバーが促され、くすみのない肌をゲットできますよ!

オイルパック

オイルパックとして使うのもおすすめ。
多めのオリーブオイルを顔全体になじませ、ホットタオルで覆って約3分放置します。
オイルを優しく拭き取れば、しっとりと吸い付くような肌に仕上がります。

オイルパックは、洗顔後の乾いた肌で行いましょう。

美容オイルとして

オリーブオイルは、比較的サラッとしたテクスチャーが特徴。
美容オイルとして使うのもおすすめなんです。
化粧水で肌を整えたあと、少量のオリーブオイルをなじませるだけでOKです。

まずは1滴からなじませ、物足りないと感じたらごく少量ずつ足しながらケアしてくださいね。

オリーブオイルのおすすめ商品

おいしいオリーブオイルを試したい!という人のために、おすすめのオリーブオイルを5つ厳選しました。
何を選べばいいか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【アルドイノ】エキストラヴァージン オリーブオイル フルクトゥス

引用:Amazon

フルーティーなあと味が特徴のオリーブオイル。
不純物を取り除くためにフィルターが使われることが多いですが、こちらの商品は自然沈殿させた上澄みのみを抽出し瓶詰しています。

本場ヨーロッパでの評価も高く、サラダやパンにそのまま使うのがおすすめです。

【ルイーザ】有機 エキストラバージン オリーブオイル

引用:Amazon

有機栽培の早摘みオリーブを使い、フレッシュだけどフルーティーな風味が楽しめるオリーブオイルです。
オリーブ独特の風味やスパイシーさは少なく、どんな料理にも相性抜群!

いつもの料理にプラスするだけで、まるでレストランのような食事を楽しめますよ。

【バルベーラ】ロレンツォNo1 有機エキストラ・ヴァージン・オリーブオイル

引用:Amazon

世界の品評会での受賞歴もあるオリーブオイルで、ピリッとしたスパイシーな風味が特徴。
まさにこれが本場のオリーブオイル!という印象で、オリーブオイル好きにはたまらないオイルといえそうです。

やや苦みがありますが嫌なクセはないので、良質なオイルをお探しの方におすすめします。

【ナカトウ】ヴィラブランカ オーガニック エクストラバージンオリーブオイル

引用:Amazon

どんな料理にも合う、優しくまろやかな味わいのオリーブオイル。
コールドプレス製法で搾油されたオイルが、素材の味を引き立ててくれます。

有機JAS、EUオーガニックの認定を受けているオリーブオイルという点も魅力ですね。

【アグリオリーブ】小豆島 エキストラバージンオリーブオイル

引用:Amazon

国産のオリーブオイルといえば、小豆島産ですよね!
手摘みのオリーブを使った一番搾りのオイルは、フレッシュな香りと豊かな味わいが特徴。

風味を存分に味わうためには、加熱せずにサラダやパスタにそのままかけて使うのがおすすめです。

オリーブオイルを上手に活用して内側からきれいに!

野菜サラダ

オリーブオイルは健康にも美容にも良い効果をもたらしてくれる、魅力的な食品です。
食べても良し、肌に直接塗っても良し、いろいろな使い方ができるのはうれしいですね。

オリーブオイルは、産地やメーカーによって味わいや香りが異なります。
料理に合わせて何種類か用意しておくと、オリーブオイルを存分に楽しめますよ。

毎日の料理にオリーブオイルを取り入れて、内側からきれいを目指しましょう!