紫外線が強くなり始める春から夏にかけては、紫外線対策をしっかり行っている人が多いですよね。
夏が終わり涼しくなってくると、紫外線対策も手を抜きがちになり「ついうっかり」ということも増えてきます。
秋冬は紫外線量も減ってくるため、そもそも紫外線対策は必要なのかという点も疑問ですよね。
しかし、秋冬にも紫外線対策をしっかり行うのが大切なんです!
ここでは、秋冬にこそ紫外線対策が必要な理由と、日焼け止めの選び方やおすすめアイテムについてたっぷりご紹介します。
目次
秋冬も紫外線対策をするべき理由
春から夏にかけては紫外線量が多く、日焼け対策を行うのは当然ですよね。
秋冬になると紫外線量も減るため「正直、日焼け対策って必要?」と思っている人も多いはず。
ここでは、秋冬にも紫外線対策が必要な理由について見ていきましょう。
紫外線は1年中降り注ぐ
紫外線は、季節や天候によって降り注ぐ量は変わりますが、毎日休むことなく地上に降り注いでいます。
次のグラフは、紫外線量の年間推移を表したものです。
6月から8月の紫外線量に比べると、11月から2月の紫外線量はとても少ないことがわかります。
紫外線量が少ないとはいえ、これが毎日肌にも降り注ぎ蓄積していくことでじわじわとダメージを与え、シミやシワの原因になってしまうことも。
小さなダメージも受けないために、秋冬もしっかり紫外線対策をする必要があるのです。
秋冬は肌が乾燥してダメージを受けやすい
秋冬は春夏に比べて紫外線量が少ないため、肌が赤くなるような日焼けをするリスクは低いです。
しかし、秋冬は空気が乾燥しているため、肌も乾燥しがち。
乾燥した肌は、少しの紫外線でもダメージを受けやすくなっているのです。
肌が赤くなったり黒くなったりすることはありませんが、肌が乾燥することで紫外線の影響を受けやすくなっていて、シミやそばかす、シワができやすい状態になっています。
そのため、紫外線量が少なくても保湿や紫外線対策が必要になるんですね。
春夏の紫外線との違い
春夏の紫外線と秋冬の紫外線には、どのような違いがあるのか気になりますよね。
ここでは、春夏と秋冬の紫外線の違いについて見ていきましょう。
秋冬のほうが紫外線量は少ない
春夏と秋冬の紫外線で大きく異なるのは、地上に降り注ぐ紫外線の量です。
紫外線量は5月頃から少しずつ増え始め、8月にピークを迎えます。
9月に入ると徐々に減り始め、12月1月が最も紫外線量が少ない時期となります。
紫外線が少ない時期でも、晴れている日はピークの8月の4割ほどは紫外線が降り注いでいます。
紫外線量が少ないとはいえ、しっかり降り注いでいることを意識する必要がありそうですね。
また、秋冬は太陽の位置が低く、反射角によって広く紫外線が当たりやすいため、夏と同様のケアが必要になります。
少しずつダメージが蓄積する
春夏の紫外線は、シミやくすみの原因をつくる「紫外線B波」が多く降り注ぎます。
一方、秋冬の紫外線は、シワやたるみを引き起こす原因となる「紫外線A波」が多く降り注ぎます。
紫外線A波は肌を黒くする、いわゆる日焼けを起こすようなダメージは与えませんが、肌の奥深くに蓄積していくため肌老化の原因となってしまうのです。
また、すでに存在しているメラニンを酸化させるため、肌のくすみを引き起こすことも。
秋冬の紫外線対策
秋冬の紫外線対策は、どのようなことをすればいいかわからないという人もいるかもしれませんね。
ここでは、秋冬の紫外線対策についてご紹介します。
日焼け止めを塗る
まず秋冬の紫外線対策にも欠かせないのが日焼け止め。
夏は強い紫外線から肌を守るため、SPFやPAの数値が高いものを選ぶことが多いですが、秋冬は夏ほど高い数値のものを選ばなくてもOKです。
目安としては、
- SPF30
- PA++
程度のものを選び、こまめに塗りなおすのが理想。
また、秋冬は肌が乾燥しやすいので、肌に優しい処方のものや保湿効果の高いものを選ぶのもおすすめです。
顔だけでなく、手や首など肌が露出する部分にはしっかり日焼け止めを塗って紫外線対策を行いましょう。
帽子やマフラーをつける
日焼け止めのほかに、帽子やマフラーで紫外線から肌を守る方法もあります。
帽子やマフラーは紫外線対策になるだけでなく、寒さから体を守ってくれるのでまさに一石二鳥!
特に首のうしろは紫外線の影響を受けやすく、うっかり日焼け止めを塗り忘れることもあると思います。
そんなときのために、コンパクトに畳めるストールをバッグに一つ入れておくと安心ですよ。
帽子はその日の気候や温度、ファッションに合わせて、ニット帽やキャップ、バケットハットなどを選んでみてくださいね。
飲む日焼け止めで内側からケア
気温が低くなると紫外線対策の意識が薄れやすくなり、日焼け止めを塗るのを忘れやすいのも秋冬の特徴。
そんな「うっかり」を防ぐために、飲む日焼け止めを取り入れるのもおすすめです。
飲む日焼け止めは、日焼け止めでは防ぎきれない紫外線を内側からケアしてくれる優れもの。
より紫外線の影響を受けにくくなるというわけです。
日焼け止めの選び方
秋冬に使う日焼け止めは、どのようなことを重視して選べばいいか迷ってしまいますよね。
ここでは秋冬の日焼け止め選び方について見ていきましょう。
シーンに合わせたSPF・PA
夏は紫外線量も多いため、SPFやPAの数値が高いものを選ぶという人も多いと思います。
秋冬は夏に比べると紫外線量が少ないため、SPFやPAの数値が低いものを選んでもOKです。
おすすめはSPF30程度のものを選び、こまめに塗りなおすこと。
秋冬は汗で日焼け止めが落ちることは少ないですが、衣服でこすれて落ちてしまうこともあるため、夏と同じようにこまめに塗りなおしましょう。
また、長時間外出する予定があり、こまめに塗りなおすのが難しい場合は、SPFやPAの数値が高いものを選ぶのがおすすめですよ。
乾燥が気になるなら保湿成分入りを選ぶ
秋冬は空気が乾燥するため、肌も乾燥しやすくなります。
乾燥が進んだ肌に日焼け止めを塗ると、それが刺激になってしまうことも。
乾燥が気になる場合は、保湿成分入りの日焼け止めを選ぶのがおすすめです。
また、SPFの数値が高い日焼け止めは肌への刺激もやや強め。
肌への刺激が気になる場合は、SPFの数値が低いものを選びましょう。
お湯や石鹸でオフできるものがベター
秋冬に使う日焼け止めは、お湯や石鹸で簡単にオフできるものを選ぶのもポイント。
秋冬の肌は何かと刺激に敏感で、クレンジングでしっかりオフしないといけない日焼け止めは肌への負担も大きくなります。
お湯や石鹸でオフできる日焼け止めなら、いつもどおりお風呂に入るだけで簡単に洗い流せるので、肌への負担を最小限に抑えられます。
秋冬の紫外線対策に使いたいおすすめ日焼け止め5選
日焼け止めは年々種類が増えていて、何を選ぶのが良いのかわからなくなってしまう人もいるでしょう。
ここでは、秋冬におすすめの日焼け止めをご紹介します!
【雪肌精】スキンケア UV ジェル
SPF50+、PA++++と長時間の外出でもしっかり紫外線から肌を守ってくれるのはもちろん、ドライプロテクト処方を採用することでうるおいのある肌をキープできる日焼け止め。
しっとり感がありながらもスッとなじむので、べたつきが苦手な人にもおすすめですよ。
顔にも使えるアイテムなので、毎日のメイクをする前にさっと仕込んでおけば1日しっかり守ってくれますね。
【ALLIE】クロノビューティ ジェル
スーパーウォータープルーフ&フリクションプルーフ処方で、汗や衣服のこすれに強い日焼け止め。
落ちにくい処方なのに、石鹸で簡単にオフできるのはうれしいポイントですね。
美容成分のヒアルロン酸を配合しているので、秋冬の乾燥しやすい肌でも安心して使えます。
うるおい感がありながら自然なツヤを与えてくれるので、いつもよりも肌がきれいに見えるのもこの日焼け止めの特徴です。
【キュレル】UV エッセンス
乾燥性敏感肌の人におすすめしたいのが、キュレルの日焼け止め。
刺激の少ない処方で赤ちゃんにも使えるほか、化粧下地として活用することも可能です。
うるおい成分のセラミドを配合し、紫外線から肌を守るだけでなく乾燥からも守ってくれる優れもの。
ウォーターベースのテクスチャーなので肌なじみが良く、べたつきが少ないのも魅力です。
【エリクシール】デーケアレボリューション SP+
スキンケアと紫外線ケアを同時にしたいという人におすすめなのが、エリクシールの朝用乳液。
朝、いつもの乳液の代わりに取り入れるだけで、保湿と紫外線対策を同時に行えるのはうれしいですね。
通常タイプと美白タイプの2タイプあり、SPFも通常タイプは50と30、美白は50と35から選べます。
シーンや好みに合わせて選んでみてくださいね。
【オルビス】リンクルブライトUVプロテクター
有効成分のWナイアシンを配合し、紫外線対策と同時にシワと美白のケアができるアイテム。
水分保水力の高い膜を肌表面につくり、乾燥や刺激から肌を守ります。
比較的こっくりしたテクスチャーのクリームでしっとり感は抜群!
しっとりしているのにべたつきはほとんど感じないので、メイクの下地として使うのもおすすめですよ。
\さらに!保湿力の高いスキンケアを使うが◎/
ウィシャンテ 2層式美容液「ダブルリッチ リニューイング セラム」高機能オールインワン 28ml 4,950円
ダブルの有効成分が入った美容液と、皮脂を補うオイルをかけ合わせ、独自のアップサイクルされた国産原料をメインに配合。ハリツヤをもたらし、柔らかく潤いのある肌へ導きます。
秋冬に日焼け止めを使うときのポイント
秋冬は紫外線量が減るとはいえ、夏と変わらず地上にたっぷり降り注いでいるため、季節に関わらず紫外線対策が必要です。
秋冬の紫外線は肌の奥まで届く「紫外線A波」がメインになるため、肌へのダメージも気になるところ。
そのため、紫外線対策に加えて保湿ケアも重要になるのです。
特に秋冬の肌はバリア機能が低下しやすく、刺激を受けやすい状態になっています。
日焼け止めを塗る前に、化粧水や美容液、乳液などでしっかり保湿をすることも秋冬の紫外線対策のポイントです。
秋冬も紫外線対策をして美白を極めよう!
気温も下がり肌の露出も減ることから、秋冬の紫外線対策はついうっかり忘れがちです。
この「ついうっかり」が、のちのちシミやシワ、くすみの原因になることもあるため、秋冬も紫外線対策を徹底する必要があります。
秋冬は肌も刺激を受けやすいため、肌に優しい処方のものやSPFの数値が低いものを選ぶのがおすすめ。
シーンや肌質、肌の状態に合わせて日焼け止めを選んで、秋冬もぬかりなく紫外線対策をしましょう!