白髪は何歳から?早めの対策で美しい髪をキープする方法

髪をとかす女性

ふと鏡を見たら白髪がちらほら……
見た目年齢を引き上げてしまう白髪ですが、できれば増やしたくないですよね。

「白髪は何歳から生え始めるの?」
「どのようなケアをすればいい?」

など、白髪について気になることはいっぱい!

ここでは、白髪が生えるメカニズムや原因に加え、白髪を増やさないケア方法についてご紹介します。
正しいケアで白髪のないツヤ髪を目指しましょう!

なぜ生える?白髪のメカニズム

多くの日本人の髪の毛の色は、黒っぽい色をしていますが、実は頭皮から生えてくるまでは白に近い色の髪の毛なんです。
成長の過程でメラニン色素によって髪の毛が色付けされ、黒くツヤのある状態で生えてきます。

このメラニン色素はメラノサイト(色素幹細胞)という細胞でつくられるのですが、年齢とともに細胞の機能が低下します。
「機能が低下する=メラニン色素がつくられなくなる」ため、髪の毛に色がつかず白髪のまま生えてしまうのです。

白髪が増える3つの原因

髪の毛を気にする女性

白髪が増えるのは、

  • メラニン色素の減少
  • 遺伝やホルモンの影響
  • ストレスや生活習慣の影響

が挙げられます。
詳しく見ていきましょう。

メラニン色素の減少

白髪の原因の一つとして、メラニン色素の減少が挙げられます。
メラニン色素が減少するのは、年齢とともにメラニン色素をつくる細胞の機能が低下することも理由として挙げられますが、それだけでなくメラニン色素の原料となるたんぱく質が不足している可能性も。

また、体内の過酸化水素の増加も、メラニン色素を減らす原因の一つです。

遺伝やホルモンの影響

実は白髪は、遺伝的なことが大きく影響しているといわれています。
親が白髪が多い場合、子も白髪が多くなるケースがあるようです。

特に若白髪については遺伝の要素が強く、親が若い頃から白髪があると子も若い頃から白髪が増える傾向にあります。

ストレスや生活習慣の影響

ストレスや生活習慣の乱れも白髪の原因と考えられています。

ストレスを受けると全身の血流が悪くなります。
体が血行不良になるということは、もちろん頭皮の血流も滞りがちになります。
頭皮の血行不良が続くとメラニン色素をつくる細胞の活動も鈍くなり、結果白髪が増えてしまうことに。

また、喫煙や食生活の乱れ、睡眠不足などが続くと頭皮に十分な栄養が渡らなくなり、これが白髪の原因になることもあります。

何歳から白髪が増える?

白髪が気になり始めると、

「自分は白髪が生えるのが早いのかな?」

と気になりますよね。
ここでは、何歳から髪が生えるのかを見ていきましょう。

年代別の白髪の割合

人は年齢とともにだんだんと細胞が傷つき、メラニン色素をつくる細胞も衰えていきます。
何歳から白髪が生え始めるかというと、個人差はありますが一般的には35歳頃からといわれています。

  • 30代:白髪が気になり始める
  • 40代:白髪が目立ち、白髪染めをする人が増える
  • 50代:全体の5割程度が白髪になる
  • 60代:白髪の割合のほうが多くなる
  • 70代:ほぼ全体が白髪になる

40代頃から白髪が目立ち始め、白髪染めをする人が増えるようです。

※参考「白髪・グレイヘアに関する意識調査2020

若白髪の原因は?

若いのに白髪が多いという人もいますよね。
原因として考えられるのは、次の5つです。

  • 遺伝
  • たんぱく質や亜鉛など栄養不足
  • 糖質の摂りすぎ
  • 睡眠不足
  • 喫煙者である
  • ストレスが多い

若白髪は遺伝的要素が大きいと考えられていますが、栄養不足やストレス、生活習慣の乱れも関係しています。
特に、血行不良になるような習慣は白髪の原因につながりやすいと考えます。

すぐ試したい!白髪対策4選

きれいな髪の毛

できれば白髪は増やしたくない!そう思っている人も多いはず!
ここでは、今すぐ試せる白髪対策4つをご紹介します。

頭皮ケア

まずポイントになるのは頭皮ケアです。
髪の毛のすべてを握っているといってもいいのが頭皮の健康で、血行不良や毛穴の詰まりは白髪の原因に関わります。

おすすめの頭皮ケアは、

  • スカルプシャンプーを取り入れる
  • 頭皮マッサージをする
  • 頭皮の保湿をする

という3つ。
毎日継続することで、少しずつ頭皮の状態が良くなっていきますよ。

頭皮ケアをする際は指の腹で優しく行います。
爪でひっかいて頭皮を傷つけないように気を付けましょう。

規則正しい生活

規則正しい生活も白髪ケアの一つ。

  • 栄養バランスの良い食事
  • 質の良い睡眠
  • 適度な運動

この3つを意識した生活を心がけましょう。

特に食事は髪の毛の栄養にも直結します。
暴飲暴食は避け、たんぱく質や亜鉛など、髪の毛に良い影響を与える栄養を積極的に摂ることをおすすめします。

UVケア

実は、頭部のUVケアも大切なんです。
紫外線は髪の毛や頭皮はもちろん、毛根にもダメージを与えることがあるため、しっかりケアをしたいところ。

日差しが強い日は日傘や帽子を活用し、頭皮にも使えるスプレータイプの日焼け止めを取り入れるのがおすすめです。

ストレスの解消

ストレスを溜めない生活を心がけるのも大切です。
趣味に没頭する時間をつくったり、おいしいものを食べたり、リラックスする時間をつくったりと、自分なりのストレス解消法があると良いですね。

また、適度な運動はストレス解消に良い影響を与えてくれます。
ストレッチやウォーキングなど、軽い運動から始めてみましょう。

これはNG!やってはいけない白髪対策

頭皮ケアを白髪改善のために行うこともありますが、やりすぎはNGです。
摩擦が生じ、頭皮の負担になってしまうことも。

また、白髪は目立ちやすいため、ついつい抜いてしまいがちですよね。
実はこの抜く行為もNG!
白髪を抜くと頭皮のストレスとなり、かえって白髪が増えてしまうケースもあるのです。

抜きすぎると髪の毛自体が生えてこなくなることもあるので、絶対に抜かないようにしましょう。

やっぱり白髪は隠したい!おすすめ白髪対策アイテム

白髪が増えてくると、やっぱり隠したいという気持ちになりますよね。
ここでは、白髪隠しにおすすめのアイテムをご紹介します。

ファンデーションタイプ白髪隠しパウダー

引用:Amazon

白髪の割合が多く、隠したいスペースが多い人にはパウダータイプの白髪隠しがおすすめです。
髪の毛の分け目や生え際など広範囲の白髪に直接塗れるので、カバー力が高いことも魅力。

パウダータイプはべたつきにくく、ふんわり感のある仕上がりにしたい人にもおすすめです。

マスカラタイプポイント白髪隠し

引用:Amazon

生え際の細かい部分や、数本の目だった白髪をピンポイントで隠したい場合は、マスカラタイプの白髪隠しがおすすめです。
カバンにも入れられるコンパクトサイズなので、お出かけ時に白髪が気になったときにもすぐに使えます。

乾ききる前に触ると手や服に色がつくことがあるので、完全に乾くまで触らないように気を付けましょう。

洗いながら染めるシャンプー&トリートメント

引用:Amazon

白髪染めをするのが面倒だけど、白髪はカバーしたいという人におすすめしたいのが、洗いながら染めていくシャンプー&トリートメントです。
毎日使うことで少しずつ白髪を染め、自然な色みに仕上げます。

シャンプーとトリートメントがセットになったアイテムもありますし、いつものシャンプーと組み合わせて使えるトリートメントタイプもあります。
好みに合わせて選んでみてくださいね。

正しい白髪対策でうるおいのある髪の毛に

なびく髪の毛

白髪が増えてくると、一気に老けたような気がしてしまいますよね。
できれば白髪は増やしたくないと思いますが、年齢を重ねると白髪が増えるのは自然なことです。

頭皮のケアを行ったり紫外線対策をしたり、対策を行うことで白髪が増えるスピードを遅らせることも可能。
規則正しい生活を心がけ、ストレスを溜めない生活も白髪対策になりますよ。

正しい白髪対策に取り組んで、うるおいのある髪の毛をキープしましょう!