年齢を重ねるとシワやたるみ、くすみなどが気になり始めます。
なんとか肌の老化を食い止めたい!そう思ってアンチエイジングに力を入れる人も多いのではないでしょうか。
アンチエイジングは美容関連でよく耳にする言葉ですが、肌だけでなく体の老化を防ぎ健康を維持する意味合いもあります。
そのためには、内側からしっかりケアすることが大切!
ここではアンチエイジングに効果的な食事についてご紹介します。
まずは食事を見直すところからエイジングケアを始めませんか?
目次
なぜ老化する?3つの原因をチェック
なぜ体は老化していくのか、アンチエイジングを始める前に老化についてしっかり理解しておくことも重要です。
ここでは老化の3つの原因について見ていきましょう。
活性酸素が体が酸化させる
私たちは生きていくために体に酸素をたっぷりと取り込んでいます。
その酸素の一部が活性酸素に変化しますが、活性酸素といわれるとネガティブなイメージを抱く人もいるでしょう。
しかし活性酸素は、ウイルスや病原菌から体を守る働きをしているため、生きるうえで必要なものなのです。
ただ、活性酸素が過剰に発生してしまうと、体を酸化させ老化を進めてしまうというわけです。
活性酸素は空気中の酸素だけでなく
- 紫外線
- 食品添加物
- 電磁波
- ストレス
- タバコ
などからも発生するといわれています。
糖化することで細胞が劣化する
糖分は体を動かすエネルギーとして必要不可欠なもの。
しかし、糖分を摂取しすぎると、余分な糖がたんぱく質と結びつくことで細胞を劣化させます。
これを糖化と呼んでいます。
糖分を多く摂取すると血糖値が上がり、糖化しやすくなるといわれており、食事の際の糖分の摂りすぎには注意が必要です。
そもそもの糖分の摂取量を減らすことはもちろんですが、血糖値を急激に上げないために食べる順番にも気を付けましょう。
長寿遺伝子が鈍る
長寿遺伝子というワードはあまり聞きなれないですよね。
老化のスピードには個人差があり、実はこれに長寿遺伝子が大きく関わっているといわれています。
長寿遺伝子が活発なうちは老化が食い止められていますが、この活動が鈍ると
- 活性酸素が体内で蓄積される
- 傷ついた細胞が修復されにくくなる
という現象が体内で起こり、老化が進んでしまうのです。
アンチエイジングに効果発揮!?おすすめの食べ物
肌だけでなく体の老化を防ぐためには、アンチエイジングに良いとされる食べ物を積極的に摂取することがおすすめです。
食は体の酸化を防ぐ基本!
どのようなものを食べればいいのか、おすすめの食べ物をご紹介します。
【肉・魚・卵】動物性たんぱく質
たんぱく質というと、筋肉をつくるイメージが強いですよね。
たんぱく質は筋肉をはじめ、体をつくるために欠かせない栄養素ですが、コラーゲンの材料となるアミノ酸が豊富に含まれており、肌のハリをキープする役割も期待できます。
特に肉や魚、卵といった動物性のものには良質なたんぱく質やコラーゲンが多く含まれています。
なかでも鶏皮にはコラーゲンが多く含まれているので、アンチエイジングにぴったりです。
【野菜・海藻】ビタミンとミネラル
ビタミンやミネラルも、体をつくり若々しい肌をキープするのに欠かせません。
- ビタミンC:緑黄色野菜(パプリカ・パセリ・ブロッコリー)、果物
- ビタミンE:植物油(ひまわり油・やし油・べに花油)、種実類(ごま・アーモンド・ピーナッツ)
- ポリフェノール:プルーン・りんご・赤ワイン
- ミネラル:海藻類(わかめ・のり・昆布)、納豆
さまざまな食材をバランス良く食べることで、いろいろな栄養を効率良く摂取することができますよ。
私は植物油で緑黄色野菜を炒めて食べることが多いですが、こうすることで効率良く栄養を摂取しています。
【大豆製品】大豆イソフラボン
大豆製品にはアンチエイジングに効果的な栄養素が多く含まれています。
たとえば大豆イソフラボン。
大豆イソフラボンは抗酸化作用のほか、女性ホルモンの一つエストロゲンに似た働きをすることがわかっており、加齢により減り始める女性ホルモンの働きを補うと考えられています。
ほかに植物性たんぱく質やビタミンEも含まれているため、アンチエイジングを目指すなら積極的に取り入れたい食材ですね。
【ナッツ】植物性たんぱく質
ナッツ類には植物性たんぱく質のほか、ビタミンEが含まれています。
ビタミンEは若返りのビタミンとも呼ばれ、血行促進や新陳代謝を活発にする働きがあります。
肌のターンオーバーを整えてくれるため、アンチエイジングには欠かせませんね。
アーモンドやクルミ、カシューナッツなどいろいろなナッツを食べるのがおすすめです。
ただし、ナッツは脂質が多いため、一日25g程度を目安に食べるようにしましょう。
【味噌・漬物・納豆】発酵食品
ここ数年、美容に役立つとして発酵食品が注目されていますよね。
私も美容のために発酵食品を取り入れるようになったのですが、お腹の調子がとにかくいいんです!
手軽に食べられるものだとヨーグルトや納豆ですが、味噌や醤油も発酵食品なので上手に取り入れましょう。
また、ぬか漬けやキムチなどの漬物も発酵食品の一つです。
発酵食品は腸内環境の改善のほか、免疫力を高めたり抗酸化作用があったりと、美容と健康の維持に役立ちます。
最強の組み合わせ!アンチエイジングレシピ
「アンチエイジングを叶えてくれるレシピが知りたい」という人もいるでしょう。
ここでは最強の組み合わせでつくれる、簡単アンチエイジングレシピをご紹介します。
ピーマンとしらすの炒め物
ビタミンCが豊富で抗酸化作用のあるピーマンと、高い抗酸化力のあるセレンが含まれるしらすを使った、簡単炒め物です。
常備菜にも良いので、私はまとめてつくって毎日少しずつ食べています。
材料
- ピーマン:3個
- しらす:40g
- 酒:大さじ1
- しょうゆ:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 白ごま:大さじ1
- かつお節:4g
- ごま油:大さじ1
つくり方
- ピーマンは種とヘタを取り、横方向に5mmほどの千切りにする
- フライパンにごま油を入れ、ピーマンを中火で炒める
- ピーマンが少ししんなりしたらしらすを入れて炒める
- 調味料を入れて混ぜ合わせる
- 白ごまと鰹節を入れて混ぜ合わせたら完成
アボカドのコブサラダ
食べる美容液とも呼ばれているアボカドと、ビタミン豊富な野菜をたっぷり使ったサラダは、まさに美容にぴったり!
アボカドをメインに、野菜を変えてつくることで飽きずに食べられますよ。
ドレッシングはお好みでOK。
お気に入りのドレッシングでいただきましょう。
材料
- レタス:4枚
- ミックスビーンズ:50g
- サラダチキン:1パック
- ゆで卵:2個
- アボカド:1/2個
- トマト:中1個
- コーン:大さじ4
- ベビーチーズ:3個
つくり方
- レタスは洗って食べやすい大きさにちぎる
- ゆで卵は8等分に切る
- チキン、トマト、アボカド、チーズは1cm角に切る
- レタスをお皿に敷き、その上に具材をきれいに並べたら完成
今こそ見直したいアンチエイジングのための食生活
食事がアンチエイジングに大きな影響を与えることはわかっていても、なかなか食生活の見直しができないという人もいるかもしれませんね。
具体的にどのような点を見直せばいいのか、ここではアンチエイジングのための食生活の見直しについて見ていきましょう。
甘いものはほどほどに
ストレス軽減のために甘いものは欠かせませんよね。
毎日甘いものを食べるのが習慣になっている人も多いはず。
しかし、アンチエイジングの観点からいうと、甘いものの食べすぎはNGなんです!
甘いものは一日に200kcal以下が目安です。
それを超えないように、上手に甘いものと付き合っていきましょう。
私は夕方に一度、チョコレートを100kcal程度になる量を食べるようにしています。
食べる順番にこだわろう
血糖値の急激な上昇は、体の老化を進める原因の一つです。
それを防ぐには、食べる順番が重要。
とんかつ定食を例にすると、
- 味噌汁
- キャベツ
- 漬物
- 小鉢の野菜
- とんかつ
- ごはん
この順番が理想です。
普段の食事でも、汁物や野菜から口にして、血糖値が上がりやすいごはんやパンはあと回しにしましょう。
食べすぎに注意!
アンチエイジングに良いものをあれもこれも食べていると、食べすぎになってしまうこともあります。
食べすぎると摂取カロリーが増え、体重増加のリスクも高まります。
それだけでなく、食べすぎは胃腸に負担がかかるとともに、「AGEs」という老廃物が体に溜まり、肌と体の老化を進めることも。
アンチエイジングを目指すなら、食事量はほどほどに、よく噛んでお腹に優しい食事の取り方を意識してみてくださいね。
内側から輝くために食べ物からアンチエイジングを始めよう
人の体は食べ物がつくり出しているといっても過言ではないくらい、肌や健康に食事が直結しています。
アンチエイジングに良いとされる食べ物を積極的に取り入れることで肌の老化を遅らせ、健康な体をキープする役割も果たします。
とはいえ、偏った食事は絶対にNGです。
いろいろな食材からさまざまな栄養素を取り入れることが、アンチエイジングには重要だと私は考えています。
おいしく食べて、内側から輝く肌を手に入れましょう!