アンチエイジングは食べ物で叶う!老化の原因と取り入れたいおすすめ食材

おいしそうなサラダ

アンチエイジングというと、スキンケアを中心に行うことが多いですよね。
スキンケアももちろん大切なエイジングケアですが、実は食べ物もとっても重要なんです!

食事は日常的に行うことなので、できるだけ体に良いものを摂りたいですよね。

「どのような食べ物がアンチエイジングに良いの?」
「おすすめの食べ物を知りたい!」

など、ここではアンチエイジングが叶う食べ物についてご紹介します!
老化する原因についても解説しますので、参考にしてみてくださいね。

老化する4つの原因

外を眺める女性

お肌はもちろん、体の老化も気になりますよね。
まずは、なぜ肌や体が老化してしまうのか、その原因から見ていきましょう。

活性酸素

体が老化する原因の一つに、活性酸素の発生が挙げられます。
活性酸素は、体内に入り込んだウイルスや細菌などから体を守る重要な役割を担っていますが、過剰に発生してしまうと酸化し老化につながるのです。

活性酸素が過剰発生し体が酸化すると、細胞がスムーズに動けなくなり、シミやシワ、たるみといった老化現象が起こります。
活性酸素は普通に生活しているだけでも発生するものですが、喫煙や食品添加物の影響もあると考えられています。

糖化

活動するために必要不可欠な糖質ですが、この糖質がエネルギーとして消化されずに体に残ってしまうことがあります。
残った糖質は体内のたんぱく質と結びつき、細胞を劣化させてしまうのですが、これを糖化と呼んでいます。

糖化する際に悪玉物質を発生させるのですが、これが体を老化させる原因だといわれているのです。

遺伝子

老化のスピードは個人差がありますが、これには遺伝子が大きく関わっていると考えられています。
長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)という遺伝子が活発に働いている間は老化のスピードはゆっくりですが、働きが鈍ると活性酸素が蓄積されて細胞が傷つき、老化がどんどん進んでしまうのです。

糖分の摂りすぎ

実は、糖分の取りすぎも老化の原因となってしまいます。
特に気を付けたいのが人工甘味料。
人工甘味料はカロリーが低く健康的なイメージがありますが、一般的な砂糖に比べて10倍早く悪玉物質を発生させることがわかっています。

清涼飲料水は人工甘味料が多く含まれていて、日常的に飲んでいる人は注意が必要です。
また、スナック菓子には人工甘味料だけでなく小麦粉も多く含まれているため、食べすぎに気を付けたいところ。

アンチエイジングには抗酸化作用がカギ!

もともと人の体には、

  • 尿酸
  • アスコルビン酸
  • メラトニン

といった抗酸化物質が備わっていますが、20代をピークにどんどん減少していくことがわかっています。

抗酸化物質が減ると体がさびつきやすくなり、老化が進んでしまいます。
そのため、アンチエイジングを叶えるには、体の酸化や糖化を防ぐ「抗酸化作用」がカギとなるわけです。

抗酸化作用の高い食べ物を積極的に摂ることで、アンチエイジングにつながります。

アンチエイジングに有効な栄養

野菜を食べる

アンチエイジングを叶えるためには、どのような栄養を摂ればいいのでしょうか。
ここでは、アンチエイジングのために積極的に摂りたい栄養素について見ていきましょう。

たんぱく質

たんぱく質にはアミノ酸が豊富に含まれていて、コラーゲンの生成に欠かせない成分です。
コラーゲンが不足すると肌のハリが低下したりたるみの原因になったりすることも。

特に、肉や魚、卵といった動物性のたんぱく質を積極的に摂るのがおすすめ。
さまざまな種類の動物性たんぱく質をバランスよく摂りましょう。

ビタミンC

ビタミンCは、美肌に欠かせない成分として広く知られていますよね。
コラーゲンの生成をサポートするとともに、抗酸化作用も期待できるため、アンチエイジングを目指すならしっかり摂っておきたい栄養です。

ビタミンCは野菜や果物に多く含まれます。
水に溶けやすい性質を持っているため、生で食べるのがおすすめ。
加熱する際は、蒸したり焼いたりすると効率的にビタミンCを摂れますよ。

ポリフェノール

ポリフェノールといえば、高い抗酸化作用がある成分として知られていますよね。
ワインや緑茶、コーヒーなどに多く含まれているので、適量を毎日飲むのもおすすめです。

また、ブドウやプルーン、リンゴなどのフルーツにも多く含まれます。
特に皮にポリフェノールが含まれているので、フルーツを食べる際は皮ごと食べるとよいでしょう。

βカロテン

βカロテンも抗酸化作用が期待できる栄養素の一つ。
免疫力を上げるサポートもしてくれる栄養素なので、一年を通してしっかり摂取したいですよね。

βカロテンは、シソやモロヘイヤ、ニンジンなど色の濃い野菜に多く含まれます。
油との相性が良いため、炒め物や揚げ物など加熱して食べるのがおすすめですよ。

アンチエイジングが叶う食べ物

食事をする女性

アンチエイジング効果が期待できる栄養素はわかったけど、具体的にどのような食べ物を選べばいいかわからないという人もいるでしょう。
ここではアンチエイジングにおすすめの食べ物をご紹介します。

【ブルーベリー】抗酸化作用が高い

ブルーベリーは高い抗酸化作用があり、アンチエイジングにぜひ取り入れてほしい食べ物の一つ。
ポリフェノールの一種であるアントシアニンを多く含み、これが活性酸素の除去に役立つというわけです。

また、

  • ビタミンC
  • ビタミンE

といったビタミン類も豊富で、美肌へと導いてくれる魅力的な果物です。

【にんにく】抗酸化効果と免疫強化

にんにくは疲労回復や体力強化に効果的な食べ物ですが、美肌にも役立つことをご存じですか?

  • ポリフェノール
  • ビタミンE
  • ビタミンC
  • セレン

など、抗酸化作用の高い成分が多く含まれ、抗菌・抗カビ作用のあるアリシンも含まれています。
また、新陳代謝を活発にする働きもあり、代謝が正常に行われることで肌のターンオーバーを整える効果も期待できます。

【しいたけ・きくらげ】βグルカンの供給

きのこ類には食物繊維が豊富に含まれ、ヘルシーながら栄養価が高い食べ物として注目されています。
特にしいたけやきくらげは、アンチエイジング効果が期待できるとか!

しいたけやきくらげに含まれる不溶性の食物繊維「βグルカン」は、免疫細胞を活性化させる効果が期待されています。
免疫力を高めるとともに、体内の老廃物を排出する働きもになっています。

【サーモン】アスタキサンチンの供給

サーモンピンクと呼ばれる独特のピンク色には、抗酸化作用の高いアスタキサンチンという成分が含まれています。
紫外線によって老化した肌を回復させたり、美肌へと導いたりと、アンチエイジングにうれしい効果を発揮してくれるんですよ!

また、サーモンに含まれるオメガ3脂肪酸は、

  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 眼の疲れ

といった、老化の予防にも役立ちます。

飲み物でもアンチエイジング!

水を飲む女性

食べ物だけでなく、飲み物でもアンチエイジングを目指してみませんか?
ここでは、アンチエイジングにおすすめの飲み物をご紹介します。

硬水

美容のために水をたくさん飲む人は多いですが、おすすめなのは軟水よりも硬水!

硬水はマグネシウムやカルシウムといったミネラル分が軟水より多く含まれています。
マグネシウムは血管の老化を防ぎ、カルシウムは骨を丈夫にする働きがあるなど、若々しい体を維持するために欠かせません。

また、人の体は疲れが溜まると酸性に傾きますが、硬水のミネラル分がアルカリ性へと戻すサポートをしてくれるので、疲れの回復にもつながります。

緑茶

緑茶は殺菌作用が高く、健康維持にぴったりの飲み物。
苦み成分のカテキンというポリフェノールも多く含まれ、抗酸化作用が期待されています。

ただし、緑茶は体を冷やす働きがあるため、大量に飲むのは避けましょう。
1日に1リットル以下を目安にするのがおすすめです。

赤ワイン

赤ワインにも抗酸化作用が期待されているポリフェノールが多く含まれていますが、それ以外にも注目したい成分が含まれています。
それは「レスベラトロール」という成分!

レスベラトロールには、サーチュイン遺伝子を活性化させる働きがあると考えられているんです。
また、レスベラトロールは内臓脂肪を溜まりにくくする働きもあるため、健康維持にも役立ちます。

豆乳

大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似たような働きをするといわれています。
大豆の栄養がぎゅっとつまった豆乳なら、大豆の栄養を余すことなく摂取できますよ。

豆乳を選ぶ際は、甘みや食塩などが含まれていない成分無調整のものを選ぶのがおすすめです。

アンチエイジングにおすすめのレシピ4選

アンチエイジングが期待できる食材を使って、おいしく食事をしたいですよね!
ここでは簡単につくれておいしい、アンチエイジングレシピをご紹介します。

【抗酸化作用】ブルーベリーとキウイのスムージー

ブルーベリースムージー

ブルーベリーの抗酸化作用とキウイの美白効果をぎゅっと詰め込んだスムージーがおすすめです。
ブルーベリーとキウイをベースに、レモンやイチゴなどのフルーツをプラスしたり、にんじんや小松菜などの野菜を入れて、自分好みのスムージーを作ってみてくださいね。

【免疫強化】豚肉とニンニクの炒め物

おいしそうな豚肉

動物性たんぱく質と良質な脂を摂れる豚肉と、疲労回復効果のあるにんにくを一緒に炒めるだけの簡単レシピ。
味付けを変えれば、さまざまなバリエーションを楽しめるのも魅力です。
彩りににんにくの芽やアスパラ、ネギなどを入れてみるのもおすすめですよ。

【腸活】きのこたっぷりスープ

きのこのクリームスープ

食物繊維たっぷりのきのこをふんだんに使ったスープはいかがでしょう。
きのこは1種類だけでなく、3~4種類入れるのがおすすめ!
和風やコンソメ、クリーム系やトマト系など、どんな味にも合うのがきのこの魅力です。
野菜もたっぷり入れて、具だくさんでつくってみてくださいね。

【活性酸素の除去】サーモンのホイル焼き

サーモンを焼く

簡単でおいしいサーモンレシピといえば、やっぱりホイル焼き!
旬の野菜やきのこと一緒に包んでオーブンで焼くだけなので、時間のないときにもさっとつくれますね。
食べる際にレモン汁を少々絞ると、さっぱりとした味わいになるのでおすすめです。

アンチエイジングは毎日の食べ物で決まる!

楽しく食事

アンチエイジングはスキンケアだけでなく、食べ物でも叶えることができます
美容や健康は食べたものの影響を受けるため、できるだけ体に良いものを選びたいですよね。

抗酸化作用のあるものをベースに、美容効果の高いビタミンやミネラルを積極的に摂るようにしてみてくださいね。