インナードライの原因と改善策|正しいスキンケアで乾燥とくすみを撃退!

大人になるにつれ、肌がなんとなく油っぽく感じることはありませんか?
「テカりが気になるから乾燥はしていない」と思いがちですが、実はこれ、乾燥が原因で皮脂分泌が過剰になる「インナードライ」かもしれません。

いつものスキンケアで物足りなさを感じるのも要注意!
インナードライが進むと、さらなる乾燥やくすみの原因になってしまうこともあるのです。

なぜ大人肌はインナードライになってしまうのか、その原因と改善策についてご紹介します。

インナードライはどのような状態?

インナードライという言葉をよく耳にしますが、どのような状態のことをいうのかよくわからない人もいるでしょう。
まずはインナードライについて詳しく解説します。

皮脂は出るのに内側が乾燥している

インナードライは、その名のとおり肌の内側が乾燥していることをいいます。
肌の表面は皮脂でテカっているのに、角層は水分が少なく乾燥している状態です。

水分と油分のバランスが悪く、べたつくのにカサつきも感じることが多いようです。

インナードライかどうかは、次のチェックリストから確認してみましょう。

  • ベースメイクのノリが悪い
  • ベースメイクが崩れやすい
  • 夕方になるとくすむ
  • 頬や鼻の毛穴が気になる
  • 肌がごわつくのにべたつきも感じる
  • 目や口の周りがカサつく
  • ニキビや吹き出物ができやすい

乾燥肌やオイリー肌との違いは?

「肌表面がテカっているならオイリー肌では?」と思われがちで、オイリー肌とインナードライの違いがわかりにくいのも特徴です。

オイリー肌もインナードライも皮脂分泌量が多いという共通点がありますが、オイリー肌の場合、皮膚の皮むけや部分的な乾燥を感じることはあまりありません。

表面はうるおっているように感じるのに、なんとなく肌がごわついたり皮むけがあったりする場合は、インナードライの可能性が高いです。

インナードライ5つの原因

インナードライは体質も一つの原因といわれていますが、ほかにもインナードライを引き起こす原因があると考えられています。
ここではインナードライの原因について見ていきましょう。

間違ったスキンケア

インナードライの原因の一つが、間違ったスキンケアによるもの。
皮脂が多いからと乳液の量を減らしたり、さっぱり系のスキンケアアイテムを使ったりするのも、インナードライの原因といえるでしょう。

皮脂が多く分泌されるのは、肌の乾燥を防ぐことが大きな目的。
乾燥すればするほど皮脂がたくさん分泌されるのです。

私もつい高保湿のクリームを塗るのをさぼりがちですが、皮脂が多く出るときこそしっかり保湿をするのが大切です。

十分でない紫外線対策

紫外線を多く浴びると、肌を守るために角質がたまりやすくなります。
角質がたまると肌内部に隙間が生まれ、水分が蒸発しやすい状態に。

紫外線ケアをせずに紫外線を浴び続けると、肌のターンオーバーが乱れ乾燥をさらに進めてしまいます。
日差しの強い夏だけでなく、紫外線量が増え始める3月頃から紫外線対策を行うとよいでしょう。

また、室内でも窓際や日差しが多く差し込む部屋では、外ほどではありませんが紫外線が降り注ぎます。
外出しなくても紫外線対策をするのがおすすめです。

生活習慣の乱れ

肌の調子とは直接関係なさそうに思いますが、生活習慣の乱れもインナードライの原因と考えられています。

  • 無理なダイエット
  • 偏った食生活
  • 睡眠不足や睡眠の質の低下

特に偏った食生活は、肌に直接影響をおよぼします。
なかでもビタミンCやビタミンB群、たんぱく質は健やかな肌を保つために欠かせません。

いろいろな食材をバランスよく食べ、規則正しい生活を心がけることが大切です。

運動不足

運動不足が続くと、筋力が低下し新陳代謝が落ちていきます。
肌のターンオーバーを促すために新陳代謝が活発であることは欠かせないため、運動不足は肌への影響も大きいといえそうです。

運動をすることで老廃物の排出を促し、肌を健やかに保ちます。
適度な運動を取り入れることで新陳代謝を促してくれるため、インナードライの予防にも役立ちますよ。

加齢によるホルモンバランスの乱れ

年齢を重ねることで少しずつ肌の調子が変わっていきます。
これは加齢によってホルモンバランスが乱れやすくなることが大きな原因です。

肌のハリやうるおいを保つ働きのあるエストロゲンは、40歳を過ぎた頃から徐々に分泌量が減り始めます。
これにより肌の調子が悪く感じる人もいるでしょう。
このホルモンバランスの乱れが、インナードライの原因である可能性もあるのです。

「加齢なら仕方ない」と思うかもしれませんが、生活習慣の改善や睡眠の質を上げることで、ホルモンバランスを整えることも可能。
ホルモンバランスが乱れ始めたと感じたら、生活習慣の見直しから始めてもいいかもしれません。

インナードライ改善法3選

インナードライは放っておくとどんどん肌の調子が悪くなり、くすみやごわつきがより気になってしまうこともあります。
そうなる前にインナードライを改善したいですよね!

ここでは私も試しているインナードライの改善法を3つご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

正しいスキンケアで外側からアプローチ

まず私が心がけているのが、自分に合っている正しいスキンケアを試すこと。
肌に優しいクレンジングや洗顔を取り入れたり、インナードライに良いとされるスキンケアアイテムを使ったりしています。

定期的にフェイスパックを取り入れるのもポイント。
フェイスパックを貼るのは5~15分ほどで十分です。
パックを取ったあと、手で優しくパッティングして水分を閉じ込めましょう。

また、オイルを取り入れるのもおすすめです。
オイルが肌の水分の蒸発を防ぐとともに、皮脂の過剰な分泌を抑える役割も期待できます。

生活習慣の見直しで内側からケア

肌の調子を整えるためには、やっぱり内側からのケアも大切!
特に私が心がけているのが、バランスのいい食事を摂ることです。

炭水化物はほどほどに、野菜や果物を多く取り入れ、肉や魚もしっかり食べます。
水分を多く摂ることもポイントですね。

また、食生活が整うと腸内環境も整います。
腸の健康は肌に直結しているともいわれるため、腸内環境を整える食事を意識してもよいでしょう。

水分と油分のバランスのいい美容液を取り入れる

美容液選びもインナードライの改善の大きなポイント。
インナードライは、オイリーと乾燥という対極にある症状を同時にケアする必要があります。
そのため、水分と油分のバランスが優れた美容液を選ぶのがおすすめです。

ただし、インナードライの肌は外部からの刺激にも敏感です。
低刺激でありながらも保湿力が高いものを選びましょう。

また、複数の美容液をあれこれ塗るのではなく、肌の症状に合わせて1~2種類程度の美容液を使いわけるのがおすすめです。

インナードライを改善して乾燥とくすみのない肌へ

インナードライを改善するには、

  • 肌の内側の水分量を安定させること
  • うるおいを逃がさないこと
  • 皮脂分泌量を安定させること

この3つが重要です。

インナードライが改善するとくすみがなくなり、乾燥による毛穴の悩みも解消へと向かいます。
自分に合ったスキンケアを試し、睡眠や運動など生活習慣を整えながら、インナードライ対策を試してみてくださいね。