ちょっとした動作で爪をひっかけてしまい、割れ爪になったり二枚爪になったりすることもあると思います。
これを放置してしまうと爪の割れが広がり、気が付いたら爪がボロボロ……なんてことも。
私はもともと爪が薄く、必ずどこかの爪が二枚爪になっている状態です。
「セルフケアで割れ爪や二枚爪を改善できないの?」
とさまざまなケアを試している最中!
人の目にも触れやすい指先は、いつもきれいにしておきたいですよね。
ここでは割れ爪や二枚爪の原因と、悪化させないセルフケアについてご紹介します。
目次
割れ爪・二枚爪とは?
割れ爪は、その名のとおり爪が欠けたり割れたりしている状態を指します。
爪先をなでると引っかかりを感じる程度の軽度のものから、目視でわかるくらい爪が欠けている状態のものまでさまざまです。
二枚爪は、正式名称を「爪甲層状分裂症(そうこうそうじょうぶんれつしょう)」といいます。
爪は
- トッププレート
- ミドルプレート
- アンダープレート
と3層構造になっていて、二枚爪はトッププレートがはがれている状態です。
割れ爪も二枚爪も痛みはほとんど感じませんが、甘皮や爪裏と皮膚の接地面まで広がると痛みを感じることもあります。
割れ爪・二枚爪になる4つの原因
割れ爪や二枚爪になる原因は体質や体調不良のケースもありますが、多くは生活習慣が影響しているといわれています。
原因を知ることで、割れ爪や二枚爪の予防にもつながりますよ。
手洗いや消毒による手指の乾燥
多くの人が影響を受けているのが乾燥です。
空気が乾燥する季節になると、割れ爪や二枚爪が気になるという人もいるかもしれませんね。
また、頻繁な水仕事やアルコールでの手指消毒により肌が乾燥し、爪の水分が不足することも割れ爪や二枚爪の原因です。
爪が乾燥すると柔軟性が低下し、割れたりはがれたりしやすくなります。
爪切りでの衝撃や圧力による損傷
爪への衝撃も割れ爪や二枚爪の原因です。
例えば缶を開ける際やシールをはがそうとする際などは、爪先に大きな負荷がかかります。
また、意外なのが爪切りです。
特に切れ味の悪い爪切りは爪への負担が大きく、爪の表面にひびが入りそこから割れ爪や二枚爪になってしまうことも。
爪が乾燥しているときは衝撃を受けやすいという特徴もあります。
爪がつくられる場所の乾燥や傷
甘皮がある爪の根元のすぐ下「爪母(そうぼ)」と呼ばれるところで爪はつくられています。
この爪母の周辺が乾燥していたり損傷していたりすると、爪が正常につくられず、でこぼこしたり波打っていたりした状態で爪が伸びてきます。
爪の表面がなめらかでないと外部からの衝撃を受けやすく、割れ爪や二枚爪の原因になってしまいます。
栄養不足や血行不良
実は、栄養不足も割れ爪や二枚爪の原因といわれています。
爪は健康を表す部位ともいわれていて、外食が続いたり野菜の摂取量が少なかったりすると、爪につやがなくなっていきます。
爪につやがないということは、発育が悪く乾燥も進んでいる証拠。
割れ爪や二枚爪が気になり始めたら、食生活を見直すタイミングといえるかもしれません。
また、血行不良により栄養が行き届かなくなることで、爪の状態が悪くなることも。
割れ爪・二枚爪を悪化させないセルフケア
もしも割れ爪や二枚爪になってしまったら……
できるだけ悪化させずに治していきたいですよね!
ここでは割れ爪や二枚爪を悪化させないセルフケアをご紹介します。
爪切りはやすりで行う
割れ爪や二枚爪になったら、爪切りを使うのはあまりおすすめできません。
爪切りを使うと、割れたりはがれたりした部分が衝撃によりさらに広がり、治りにくくなってしまうからです。
爪が伸びたら、爪切りを使うのではなくやすりで丁寧に削ってあげましょう。
やすりを使うことで爪への衝撃をなくし、損傷部分を広げずに済みます。
指先の保湿の徹底
手洗いや手指消毒が欠かせない昨今、乾燥を防ぐために指先の保湿がマストです。
手洗いや手指消毒のあとには、必ずハンドクリームで保湿しましょう。
また、食器洗いや洗濯などをする際はゴム手袋をつけるのも有効です。
お風呂あがりの念入りなスキンケアをプラスするのもおすすめ。
精油やネイルオイルを使って、指先を丁寧にケアをすることで乾燥から爪を守れます。
ネイルによる補強
すでに割れ爪になってしまった、二枚爪がなかなか治らずに引っかかりが気になるという場合は、ネイルで保護するのもおすすめです。
日常的に二枚爪が気になる私は、爪を補強し二枚爪の悪化を防ぐ専用のネイルコートを使っています。
また、セルフケアではどうにもならないほど悪化してしまったら、一度ネイルサロンでケアしてもらってもよいでしょう。
サロンに行くことで、今の爪の状態にあった施術を提案してもらえますよ。
生活習慣の見直しもポイント
体調が割れ爪や二枚爪の原因であることも珍しくありません。
悪化させないためには、生活習慣を見直すのも一つの予防法です。
- 質の良い睡眠
- 栄養バランスの良い食事
- 無理なダイエットをしない
- ストレスを解消する
特に、無理なダイエットによる短期間での減量は、爪への影響も大きいといわれています。
ダイエットをする場合は、徐々に減らしていけるよう計画を立てるとよいでしょう。
割れ爪・二枚爪になったときの応急処置
ちょっとした行動で指先に負担がかかり「あっ!やっちゃった!」ということもあるかと思います。
そんなときは、慌てずに応急処置をすれば大丈夫!
ここでは割れ爪や二枚爪になったときの応急処置について見ていきましょう。
小さな欠けは削ってなめらかにする
ちょっとした小さな欠けや割れは、やすりで削って表面をなめらかにしましょう。
欠けた部分は、引っかかりがなくなるまで丁寧にやすりをかければOKです。
二枚爪のように表面がはがれている部分は、めくれてしまった部分をやすりで削ります。
もし爪が伸びていたら、伸びた部分をできるだけ短くなるよう、やすりで削りましょう。
爪が少しでも伸びたら削ることを意識するのもポイントです。
爪がパカパカしたらネイル用接着剤を使う
割れや欠け、はがれが大きく、パカパカしている状態になってしまったら、やすりで無理に削るのは逆効果です。
症状が大きい場合は、ネイル用接着剤を使ってはがれてしまった部分を保護しましょう。
一般的なネイルを使っても良いのですが、割れ爪や二枚爪専用の保護コートが市販されているので、そちらを活用したほうが安心です。
完全に割れてしまったら絆創膏で保護
爪が完全に割れて折れてしまったら……
そうなると痛みを感じることもあると思います。
爪だけでなく皮膚にまで影響があり、痛みを感じる場合は絆創膏で保護しましょう。
傷が深いと炎症を起こし、細菌が繁殖するケースも考えられます。
痛みが強い場合や傷が深い場合は、セルフケアで何とかしようと思わずに迷わず皮膚科を受診しましょう。
セルフケアで割れ爪・二枚爪を防ごう
割れ爪や二枚爪は、一度なってしまうとなかなか治りにくく、またくり返し起こってしまうのも特徴です。
私も二枚爪が治らずに悩んでいましたが、保湿と保護コートを活用し始めてから、爪がはがれにくくなったと実感しています。
- 保湿をする
- 保護コートを使う
- 生活習慣を見直す
これらのセルフケアで割れ爪や二枚爪の予防につながります。
爪の状態が気になり始めたら、セルフケアを取り入れて美しい指先を目指しましょう!