スキンケアをがんばっているはずなのに、粉吹き肌になってしまうという人もいるでしょう。
粉吹き肌は乾燥がおもな原因といわれていますが、ケアをしてもなかなか改善されないことも多いですよね。
粉吹き肌が進むとかゆみをともない、ついかきむしって肌荒れがひどくなることも珍しくありません。
何とか粉吹き肌を改善したい!そう思っている人のために、ここでは粉吹き肌の原因と改善法に加え、おすすめのアイテムをご紹介します。
目次
粉吹き肌の特徴とは?
粉吹き肌は、その名前のとおり皮膚の表面がはがれ、まるで粉を吹いているように見える状態のことをいいます。
この粉のように見えるものの正体は、古い角質が部分的にめくれたもの。
人の肌はターンオーバーを繰り返し、古くなった角質は自然にはがれて新しい肌へと生まれ変わります。
しかし、ターンオーバーが乱れると角質が肌に長くとどまり、外部からの刺激によってはがれ落ちます。
肌の表面が細かくむけた状態を粉吹き肌といいます。
粉吹き肌になる3つの原因
粉吹き肌は乾燥がおもな原因だと考えられていますが、実はそれだけではありません。
ここでは、粉吹き肌の原因について詳しく見ていきましょう。
肌の乾燥
粉吹き肌の原因は、やはり乾燥が大きな原因です。
肌の表面は角質がレンガのように積み重なっていて、その隙間を細胞間脂質や水分で満たしています。
肌が乾燥すると細胞間脂質や水分が減り、肌の表面の角質がはがれやすくなります。
ただでさえはがれやすい状態の肌に、衣服がこすれたり肌をかいたりすることで表面がめくれ、粉を吹いているように見えるのです。
ターンオーバーの乱れ
人の肌は、約4週間の周期でターンオーバーを繰り返しています。
ターンオーバーが正常に働いていると、古くなった角質は自然にはがれ落ちます。
しかし、ターンオーバーが乱れていると古い角質が長く肌表面にとどまり、角質が厚く硬くなってしまうのです。
はがれるべき角質がはがれにくくなっているため、さまざまな刺激で角質がめくれて粉吹き肌になってしまいます。
洗いすぎ
肌の調子を整えようと、顔や体を念入りに洗うという人もいるかもしれませんね。
実はこれも、粉吹き肌の原因の一つ。
力を入れてゴシゴシ洗ったり、1日に何度も入浴をして顔や体を洗ったりすると、それが刺激となり角質が傷ついてはがれやすくなってしまいます。
バリア機能も低下し外部からの刺激に敏感になるため、肌の乾燥が進むという悪循環に陥ることも。
粉吹き肌にならないためにやりたい対策法
一度粉吹き肌になってしまうと、そこから改善させるには時間がかかります。
粉吹き肌になる前に、普段から対策をするのがおすすめ!
ここでは、粉吹き肌にならないためにやっておきたい対策についてご紹介します。
丁寧なスキンケア
まず、丁寧なスキンケアは粉吹き肌対策に欠かせません。
季節に関わらず入浴後の肌は乾燥しやすく、できるだけ早く保湿をするのがポイントです。
顔は化粧水で水分を与えたあとに美容液で栄養を与え、乳液でフタをするケアを行いましょう。
体も顔と同様のケアをしても良いですが、保水と保護を同時に行えるボディクリームを使うのがおすすめです。
肌に優しい洗顔・ボディソープを使う
粉吹き肌が進んでしまう原因の一つに、洗顔やボディソープが肌に合っていないというケースもあります。
洗顔やボディソープの刺激が強いと肌の負担になり、乾燥しやすい状態になってしまいます。
洗顔やボディソープは肌に優しい低刺激のものを選びましょう。
また、保湿成分が含まれているものを選ぶのもおすすめですよ。
お湯の温度はやや低め
実は、お湯の温度も肌の乾燥を進める原因になってしまいます。
41度以上のお湯だと肌が乾燥しやすいといわれていて、理想の温度は39度程度。
秋冬の寒い季節にぬるめのお湯は少し物足りなさを感じるかもしれませんが、粉吹き肌対策としてはぜひ取り入れてほしいポイントです。
浴室をあらかじめ温めておいたり長めに湯船に浸かったりするなど、対策をして入浴してくださいね。
粉吹き肌を放置すると起こること
粉吹き肌は対策をしても起こってしまうこともありますし、ついケアを怠ってしまうこともあるかもしれませんね。
粉吹き肌を放置してしまうと、どのようなことが起こってしまうのでしょうか。
かゆみや炎症の原因になる
粉吹き肌が起こっている状態というのは、肌の乾燥が進んでいるということ。
肌が乾燥するとかゆみを引き起こしやすく、ついかきむしってしまうケースもあるかもしれませんね。
これが肌の炎症のもととなり、かゆみだけでなく赤みが出てしまうこともあります。
こうなると改善するまでに時間がかかってしまうので、できるだけ早いケアが必要です。
慢性化すると敏感肌になることも
粉吹き肌が起こっているときの肌は、バリア機能も低下している状態です。
バリア機能が低下している肌は外部からの刺激にも弱くなっていて、ほこりや花粉などにも反応してしまうことも。
粉吹き肌が慢性化するとさまざまな刺激に反応してしまい、敏感肌になることも珍しくありません。
粉吹き肌におすすめのスキンケアアイテム
粉吹き肌の対策・改善には、スキンケアが大切です。
乾燥から肌を守り、粉吹き肌対策をしたいという人におすすめのアイテムをご紹介します。
【セタフィル】モイスチャライジング クリーム
乾燥肌や敏感肌の人でも安心してつかる保湿クリーム。
ボディはもちろん顔にも使えるので、これ1本で全身がケアできるのはうれしいですね。
バリア機能をサポートするナイアシンアミドやグリセリンを配合し、うるおいを与えつつしっかりと閉じ込めます。
こっくり感のあるテクスチャーで、乾燥から肌を守ってくれていることを実感できますよ。
【ケアセラ】APフェイス&ボディ乳液
粉吹き肌や乾燥からくるかゆみでピリピリする肌に使える、フェイス&ボディ用乳液です。
発酵セラミドプラスを配合し、不足しがちな成分を補いつつバリア機能のサポートをします。
乳液というカテゴリながら、乳液よりはややこっくりしたテクスチャーで、少量でもしっかり伸びるのが特徴です。
子どもも使える優しい処方というのも魅力ですね。
【キュレル】浸保湿フェイスクリーム
敏感肌の人が安心して使えるスキンケアブランとといえば、やっぱりキュレルは外せません!
こちらのアイテムはフェイス用クリームで、繰り返す肌荒れやかさつきに悩んでいる人にぴったり。
消炎剤が肌を鎮静し、セラミドやユーカリ成分でうるおいを与える処方で、肌荒れしにくい肌へと導きます。
使い続けることで、ふっくらと吸いつくような肌になりますよ。
【ニュートロジーナ】インテンスリペア ボディエマルジョン
腕や足など、体の粉吹きがとにかく気になる、改善したいという人におすすめなのが「ニュートロジーナ」のボディエマルジョン。
いくつか種類がありますが、超乾燥肌には医療グレード99%のグリセリンが使用された「赤」がおすすめです。
角層10層まで届く浸透力が特徴で、ひと塗りでしっかりうるおっていることを実感できますよ。
うるおいはあるのにべたつかないのも魅力ですね。
【ヴァセリン】エクストリームリー ドライスキンケア ボディクリーム
フェイスクリームに使われる成分でつくった、ボディ用クリーム。
超乾燥肌の人や敏感肌の人も使える優しい処方で、しつこく繰り返す乾燥肌をケアします。
Vaselineジェリーが肌にスッと浸透し、肌の奥からうるおうような感覚に。
こっくりしたテクスチャーで、長時間しっとり感が続くのも魅力です。
粉吹き肌が改善しない場合は皮膚科へ!
粉吹き肌の原因は乾燥であることが多いですが、なかなか改善されない場合は乾燥だけが原因ではないかもしれません。
スキンケアをしても粉吹き肌が改善されず、かゆみや赤みが強くなるようなら、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
まずは処方された薬やクリームを使って肌質を改善し、粉吹き肌を落ち着かせることが先決です。
粉吹きが落ち着いたら、再発しないようスキンケアに力を入れてみてくださいね。
徹底した粉吹き肌対策で乾燥知らずの肌になろう
粉吹き肌に一度なってしまうと、改善するのに時間がかかります。
粉が吹く前に、毎日のスキンケアをコツコツと続けていくことが、粉吹き肌対策の第一歩。
顔だけでなく、足や腕も粉吹き肌になりやすいです。
特に乾燥が気になる季節は、体の粉吹き対策にも力を入れてみてくださいね。
毎日丁寧なスキンケアを続けて、粉吹き知らずのうるおいのある肌を目指しましょう!